このリプレイに登場するキャラクター同士は既に幾度かの冒険を重ねており、お互い顔見知りです。 レベルは6〜9に渡って分布しています。マスターのビブリオもプレイヤーとして遊ぶこともあり、その時はドワーフ戦士チヨノフを使用するのですが、今回は名前だけの登場。

後、途中よく分からないカタカナが頻出しますが、それは原哲夫著サイバーブルーネタなので気にしないで下さい。

ちなみに、ビブリオ初D&Dマスターです。

GM:前回までのあらすじ。

バット:ええ?

GM:君達は死力を尽くし、悪を倒した。村には平和が戻り、人々の顔には笑顔が戻った。しかし、その代償は大きかった。全身のチャクラをを開き、獅子奮迅の働きをしたチヨノフだったが、戦闘後チャクラが暴走。魔界への門を開けてしまう。チヨノフの体から溢れ出る魔闘気。草木は枯れ、女・子供や老人達は弱り、意志の弱い者の中には発狂する者さえいた。

一同:微笑

GM:チヨノフの暴走を見守るしかなかった君達の前に、謎の即身成仏が現れた。ドワーフ村の元村長だ。彼は生前、己が命と引き替えに即身仏に封印した秘術を解き放ち、チヨノフを仮死状態にして魔闘気の発散を抑えた。そして、チヨノフと共にいずこかへと消えた。さて、そんなわけでチヨノフとの別離を惜しみつつ……

アッガイ:(今回のシナリオには)関係ないのかな、もしかして……

バット:関係ないんですか?(笑)

GM:関係ないよ(笑)

一同:笑

GM:チヨノフがいない理由を……

アッガイ:いないのに理由なんかいらねぇよ!

GM:さて、君達は大陸沿岸部の大都市モコスポリスへとやってきました。

アッガイ:そっちに行く理由の方は考えてないのか(笑)

バーババ:バーババにはあるんだよ。

ノクト:多分あれだよ。さすがにお金も入ったしさ……

アッガイ:関係ない場所そんな描写する暇があったら(笑)

バット:冒険の理由なんてあったけ?

バーババ:バーババあるよ。

モリエルス:お前は解決したんだから村に帰れ!(笑)

アッガイ:カエレ。カエレ。

バーババ:待ってくれ、まだあるんだ。この冒険中にそれは明かされる。

アッガイ:町、大好き。

GM:モコスポリスは都市王国ですが、王位は1年間空白のままだと聞きます。現在は官僚が統治を引き継いでいるらしく、治安の悪化は見られません。君達が『ムチとロウソク亭』に根を下ろしてから3日目の朝から始まります。

アッガイ:他に……いや、その宿屋でいいや。

モリエルス:その宿屋しかないんだよ、きっと。一杯なの。もしくは、バットが強硬に主張したんだよ。「ここにしよう、ここにしよう」って。

バット:……

女主人(バーババ):あなた達、暇そうねぇ。

バーババ:奥からボンテージに身を包んだ女主人が近寄ってきます。

モリエルス:お姉さん、どうしてそんな服装してるんですか?

アッガイ:すまんが厩を貸してくれんか?熊を泊めたいので(笑)

女主人(モリエルス):ビシ!この豚が!お前が住んでるその部屋が厩だよ!ピシ!ピシ!

ノクト:ボンテージのおばさん隅にやっちゃって(笑)

GM:君達は宿屋一階の酒場にいます。

バーババ:椅子が凄く座りにくいんだよ。バーババ純真でよく分かんないけど(笑)

アッガイ:ああ、三角形なのね。

モリエルス:おい!バット、何でそんなところに!?

GM:バットってそういうキャラなの……?(笑)

アッガイ:……ああ、良い朝だな!目玉焼きがおいしいな!

バーババ:ビシビシ!(鞭の音)

GM:そこに、男が一人店に入ってきました。

アッガイ:今の『ビシビシ!』はその男に関係ありますか?

GM:関係ありません。こざっぱりした町民の身なりの中年です。男は店の主人とニ、三言葉を交わすと、君達の座るテーブルに近づいてきました。

男:初めまして。私はこの町の有力者ライアン様に仕える執事のホイミソと申します。

バーババ:ライアンとホイミソ……書かなくても覚えた(笑)

一同:笑

モリエルス:クンクン。くせぇな!魔物のにおいがするぞ〜?

ホイミソ:腕の立つ冒険者とお見受けして、是非お頼みしたいお仕事がございます。まずは我が主の館にご同行願えますでしょうか?

バーババ:もちろん!

ノクト:まずここで簡単に話をきいてからの方がいいんじゃないですか?

ホイミソ:話は主から直接、と命ぜられておりますし、この場では……

モリエルス:ビシ!早く言えっつってんだよ!この豚が!

ホイミソ:あ、あう!

女主人(モリエルス):なかなか筋がいいじゃないか。あんた、ここで働いてみないか?

モリエルス:いえ、そういうのは僕はいいですから。

バット:なんなんだ、この人。

バーババ:君のその触手を生かして。

ホイミソ:いえ、主からは是非館においで頂くようにとの事でしたので……

バット:じゃあ、行こうか。

アッガイ:熊連れてっていい?

ホイミソ:馬車が表に待たせておりまして……

アッガイ:変装して走らせることもできるが。

ホイミソ:町中ですし、特に危険も……

バーババ:ライアンの館に向かっている途中に、バーババが突然バタリと倒れます。

モリエルス:なにやってるんだい!ビシ!ビシ!

バーババ:起きあがって「バーババのことを心配してくれたのか。ありがとう、モリス。でも、大丈夫だ(笑)」

モリエルス:本当に大丈夫か?もしダメだったら、オレが2,3人(美少女を)連れてきてやってもいいぞ?さらってくるぞ?

バーババ:「だ、大丈夫だ」バーババの手がガタガタと震えています。「くっ!もう少しだ……もってくれよ、バーババのこの体よ!」バーババはグッとこらえて、を……

バット:着いたでいいかな?

モリエルス:今、『薬を』って言わなかった?(笑)

バーババ:薬じゃなくて、煮干しのパックを取り出してバリバリと食べ始めます。

バット:Rageのしすぎでカルシウムが足りないとかじゃ……

GM:町の中心部にある立派なお屋敷へとやってきました。慇懃な態度で、応接間に通され、しばし待たされます。少しして、執事が男を連れて現れます。

ライアン:やあ、ようこそ我が館へ!まあ、腰掛けてくれたまえ。

GM:悪趣味だが高価な紫の衣服に身を包んだ30台の男です。ちょっと嫌らしい作り笑いを浮かべてる。

モリエルス:椅子ってこれの事ですか〜?なんか、半裸の男が四つん這いになっていますけど?これに座れって事ですか?

ホイミソ:あ、あの……

バット:すいません。許してやって下さい。

アッガイ:色々、見えない物が見えるようになったんだよ。

モリエルス:魔法使いたるもの、常人と同じものは見ていられませんよ。

アッガイ:可哀想な人になっちゃった(笑)

ノクト:お、お話を……

バーババ:お前がライアンか?

ライアン:お前だと?もっと口の利き方に気を付けてくれたまえ。ホイミソ、今度の冒険者は風呂に入っている点は褒めてやろう。だが、口の利き方はなっていないなぁ。

モリエルス:すいません!すいません!ビシ!ビシ!

バーババ:うっ!

ライアン:早速本題に入ろう。君達を招いたのは、もちろん仕事を頼むためだ。君達は現在この都市国家の王位が空位であることは知っているかね?

バット:もちろんです。

モリエルス:何をなさってる方ですか?

ライアン:まあ……商業を営んだり……青年実業家です(笑)

一同:笑

ライアン:余所から来た者には多少複雑なので、少し説明してやろう。ホイミソ。

ホイミソ:はい。では、私から説明させて頂きます。モコスポリスの王位継承権は世襲制ではございません。

バーババ:へ〜。

ホイミソ:王位は「王者の証」と呼ばれる指輪を手に入れることで、継承されます。指輪は魔法の物品でして、一度装着するとその者が死ぬまではずれることはありません。そして、所有者が死ぬと、王の亡骸と共に、墓所へとテレポートします。1年前の王の崩御と共に、指輪は墓所に戻っております。 そして、あなた方にお頼みしたいのは、指輪の確保でございます。

バーババ:ライアン、お前が王になるという事か?

ライアン: うむ。まあ、王位のために命を賭してくれる友に恵まれた人望のある者か、もしくは命知らずを雇う財力のある者か。そして私は後者というわけだ。だが、私が王になれば、このモコスポリスはますます繁栄するだろう。それは約束しよう。

モリエルス:あれ?それがあれば王になれるんですよね?

ライアン:うむ。

モリエルス:僕でも?

ライアン:もちろん、王位につくことはできるが、民の支持を得ることができなければ……

モリエルス:そんなもん、毎日50人も街頭に生首を吊しておけば支持が得られるってもんですよ!

一同:笑

アッガイ:毎日毎日、50人の生首を君が掻切っていくわけには……

モリエルス:王になるための資格とは、そういう命知らずを雇うことのできる金のある者だと、ライアンさんも言っているではないか。

バーババ:凄いぞ。金貨5千枚も持ってるし、毎日ナチズムを叩き込めば……

バット:生首とかじゃなくて、毎日町角にファイアーボールとか撃ち込んでいけばいいんじゃないの?

一同:笑

モリエルス:あ〜そうね。

アッガイ:退治されるんじゃないの?誰か冒険者くるでしょ、それ?

バット:ピッコロ大王みたいに。

モリエルス:では、私が魔王に就任した暁には、クジを引こうではないか!(笑)

ライアン:この都市の歴史を紐解けば、君のような者が王位に就き、そして……

ノクト:すぐさま殺される(笑)

アッガイ:その墓所の方に赴いて、指輪をとってきて、渡せばいいわけですか?

ライアン:左様。物分かりがよくて助かる。

バーババ:でも、バーババは分からないこと、他にある。何故1年間に渡って、墓所から指輪、取られなかった?

ライアン:この墓所に挑むに当たって、少々制限がある。一度入って、出てきた者はその挑戦権を失ってしまうわけだ。

バット:つまり、撤退できないって事?

アッガイ:では、ライアンは既に1回入ったのか?

ライアン:いや、入っていない。私は冒険者ではないのでな。

アッガイ:雇って、失敗してを繰り返している訳ね?

ライアン:それに君達のような腕の立つ冒険者でなければこの話は持ちかけられないからな。

ノクト:なかなかいないからね、うちらみたいにレベルの高いのは。

モリエルス:こんな人が良くて安い、ね。

バット:前回の冒険者はちゃんと帰ってきたんですか?

ライアン:ああ。まあ、五体満足とはいかなかったがな。

バット:くっ!やはり……

バーババ:何いってるんだ。ほら、君達が今腰をかけてるそれだよ。

一同:笑

バーババ:それと、バーババもう一つ分からないこと、ある。ライアン以外に王座をねらっている者はいないのか?

ライアン:もちろん、いるさ。君達はこの町に来て3日経つな?

バーババ:うん。

ライアン:3日というのは、君達のような冒険者がいるということが、私のような有力者の耳に入る最短の時間だと思ってくれたまえ。

アッガイ:最強の武道家アリーナとか……

ライアン:さて、報酬なんだが君達パーティーに1200Gp用意する準備がある。冒険者にとっては破格の条件だろう。

モリエルス:でも、今の俺たちはそんなハシタ金じゃ動けないじゃないですか、もう。

アッガイ:指輪使えるかもって事で君は向かえば良いんだよ。

モリエルス:そういう設定で僕は頑張ることにしますけどね。

アッガイ:心の中に秘めとけ、そっと。

GM:王様になったら、君はそのキャラシーを破棄してパーティーから抜けてよ?

モリエルス:えっ!?何いってるの!?(笑)

ノクト:統治しなきゃいけないんだよ!

モリエルス:何いってるんだよ!「モリス、国はどうしたんだ?」「へへ。あんな退屈なとこ、3日で飽きちまったぜ!」

一同:笑

バット:格好いい(笑)

GM:アサシンが差し向けられるけどね(笑)

モリエルス:なんで!?俺、王じゃないの!?(笑)

バット:指輪を取り戻さないといけないから……

アッガイ:面倒くさいことこの上なくなっちゃうから。

ノクト:墓所の中で指輪以外のアイテムが手に入ったら、それは私たちの物にしていいんですか?

ライアン:それは構わん。

アッガイ:失敗した冒険者の死体とかがあるかもしれないし。

ライアン:後、言っておくがこれは成功報酬だ。指輪をもってこられなければビタ一文払わん。

モリエルス:ちょっとまって下さい。この町には他に有力者がいるっていうし、羽振りの良いのがいるんじゃないかなぁ。

ノクト:Diplomacyで交渉します。交渉内容は「1200Gpで王になれるんなら安いんじゃないですか?もうちょっと貰えませんか?」

モリエルス:前金で1200、後金で1200だ!

ノクト:ころころ。……1!(笑)

モリエルス:俺たちはガキの使いじゃないんですよぉ!1200とか言われても困るんすよぉ!

アッガイ:(豪快に鼻くそをほじりながら)交渉失敗!(笑)

ライアン:あまり口を開かないでくれるかね。冒険者は例外なく口が臭い。

アッガイ:触れたな!冒険者の分際で!(笑)

ライアン:もちろん、考える時間が欲しかろう。やる気があるなら明日、王城の前で正午に来てくれたまえ。ホイミソ、彼らを玄関まで案内してくれ。

バーババ:では、ホイミソだけがいるんだよね?バーババはホイミソに話しかけます。「バーババはホイミソ、お前の事知ってる」

アッガイ:は!?

バーババ:噂は聞いている。

アッガイ:すいません、こういう人なんで。

ホイミソ:え!?私は貴方にお会いするのは初めてなんですが……

アッガイ:話を合わせて下さい、お願いします。

ノクト:合わせるなよ!(笑)

バーババ:隠しているけど、分かる。あの噂の名医、ホイミソだということは知ってる。ホイミが凄い得意だろ?(笑)

一同:笑

バット:ホイミってなんや!(笑)

バーババ:今は執事として姿を変えているようだが……。どうだ?この冒険が終わったらバーババに力を貸して欲しい。

GM:では……ズボンの下から触手がニュニュニュと伸びます。

ホイミソ:バレていたのなら仕方ないミソ。

一同:笑

バーババ:突然バーババは「あっ」と言ってバタリと倒れます。

モリエルス:気が付くと宿屋で次の日の朝ね。

バーババ:くっ!バーババ達の村はみんなバーバリアンだから怒りすぎで、脳溢血で死んでいくんだ。バタバタと。これもバーバリアンとして生まれた者の定め!

モリエルス:さっきからそれを考えていたのか(笑)

バーババ:村の人たちも次々と脳溢血で死んでいく。ものすごい伝染するんだ!間違いない!(笑)

アッガイ:まぁちがいない!(笑)

ホイミソ:バーババとやら、何故私が名医といわれるか、その理由がまだ分かっていないようだな。そんなもの注射一本で直るわ!この美少女の体液を……

一同:笑

アッガイ:先生!?麻酔はかけなくて良いのですか!?

ホイミソ:私のオペは麻酔なしでやるのが売りでな。

ノクト:違うよ!この世界だとホイミソとかじゃなくて、「キュア・ライト・ウーンズソ」とか言うんだよ、きっと(笑)

バーババ:ちょっとだけ回想シーン入れて良い?2分で終わるから?

GM:2分もかかるんだ(笑)

一同:笑

モリエルス:意識の違いが(笑)

バーババ:ごめん、40秒で終わらせる。バーババのパパ、パーパパがあまりにも怒りすぎで、脳溢血で倒れてる病床。「パーパパ!パーパパ起きてよ!」(バットの体を揺する)

一同:笑

バット:じゃあ、目を開けましょうか。

バーババ:パーパパ、レベル20の強いバーバリアンなんだから、脳溢血なんかに負けないでくれよ!美少女の体液を採取して注射して貰えれば(笑)

パーパパ(バーババ):ゲホゲホ

バーババ:パーパパ!パーパパ!

アッガイ:脳溢血だよね?

バーババ:(回想シーン終わり)その美少女の体液が今目の前に!では、この冒険が終わったらそれを……

ホイミソ:アンプル1本3000Gpだ。

バーババ:バーババはライアン様を王にする。だから、その力を貸してくれ。

アッガイ:3000あるだろ、お前。

ホイミソ:では、美少女を一人連れてくるんだな。さあ、玄関だ。今日は帰った帰った!

バーババ:シナリオの都合上良いって事にしてよ(笑)

ノクト:なんで?(笑)

アッガイ:シナリオ関係ないじゃん!君の都合じゃねぇかよ、まるまる!

モリエルス:やる気が欲しいんだよ、みんな。イヤじゃん、あんな変な中年親父を王様にするなんて。

バーババ:すまんねぇ。こんなことで5分も使っちゃってごめんね。