GM:前回までのあらすじ。

アッガイ:またか……

GM:君達はゼノビアの願いを叶えるべく命を賭して地下王墓へと挑み、見事王者の指輪を手に入れて生還した。その途中、バーババはファックと融合し、涙を持つスーパーコンピュータへと超進化した。

アッガイ:待って待って。バーババが超進化したわけじゃないよ?

バーババ:武器の超進化は俺の超進化だ!

アッガイ:本人と融合したでいいの?

GM:バーババの野生とファックの蓄えた300年の英知は相殺し、基本的にはプラスマイナス0でしたが。

モリエルス:俺らとしては命を賭して戦う前衛がいれば良いわけで。

GM:一方チヨノフは即身成仏の健闘もむなしく、相変わらず魔闘気を垂れ流し続けていた。その結果、大陸南西部の大半が魔界へと没した。今、世界は静かに終焉を迎えようとしていた。

ノクト:要するに、今回もまた「チヨノフはいないよ」ってことを言いたいだけですよね?(笑)

アッガイ:でも、今回の舞台が魔界かもしれないよ。

バット:魔界転生?

アッガイ:まあ、確率二分の一だからね。

GM:さて、一行は奴隷都市ザメルへとやってきました。その名の通り、ここは奴隷売買で栄える背徳の町です。

モリエルス:奴隷都市ってどういう意味ですか?(笑)

アッガイ:なんで来たんですか?こんな背徳の町に。(笑)

バーババ:なんか手に鎖が(笑)

モリエルス:この豚どもめ!ピシッ!ピシッ!

アッガイ:痛い!痛い!(笑)

バーババ:うわ!なんでモリスは叩く側なんだ!(笑)

一同:笑

アッガイ:町に入りました。

GM:町を治めるのは魔大公ゲババ。性格は狡猾にして冷酷。在位既に50年ほど経っていますが、全く年を取る気配がないことから、魂を悪魔に売っているとも、そもそも人外だとも囁かれています。

モリエルス:奴が二人目の元老だ。

GM:君達は夕方にこの町に到着し、『髭とボイン亭』へチェックインを済ませたところです。

バット:ビック・コミック・スピリッツ?

アッガイ:ゲッソリした顔で座って……

モリエルス:今日の奴隷としての上がりを出して貰おうか。

アッガイ:ジャラジャラ。

モリエルス:僕の財布に20Gpくらい追加して……

アッガイ:誰が出したの、その20Gpは?

モリエルス:二人が……

アッガイ:いや、うちらは鎖を外しただけ。とりあえず、マスターに『鶏の唐揚げか何かくれ』

GM:では、女主人が。

アッガイ:あれ?女主人なのに髭が生えてる。

女主人:いやだねぇ、お客さん。ビシッ!

アッガイ:うわ!……1点食らった。

女主人:旦那方、この町にはついたばかりですかい?

バット:ええ、そうです。

女主人:でしたら、まだ夕方ですし、ひとつこの町の奴隷市場でも見てきたらどうですかね?

モリエルス:用はない。(笑)

アッガイ:マスターとしては行って欲しい?できれば行きたくない。(笑)

バーババ:無理矢理行くことにしよう。『バーババは興味があるぞ。お嫁さんを捜すんだ』

GM:では、そこにカウンター席に座っていた初老の男が振り返ります。

初老の男:坊主達、冒険者か。結構羽振りも良さそうじゃねぇか。奴隷を買う買わないは別として、話の種に見てくるのも一興だぜ。

バーババ:それにほら、お金の貯まってる人たち、奴隷に金かけて……

モリエルス:いらない。(笑)

ノクト:どうして奴隷に金かけなきゃいけないの?

モリエルス:その辺の人間の心を魔法で操ってさぁ……

アッガイ:じゃあ、話の種に。いやぁ森にはそういう風習はないが、町の人間がそういう悪しき風習を持っているのは話にきいていたからなぁ。

バーババ:お嫁さん捜しが冒険の目的だから(笑)。

モリエルス:奴隷とお嫁さんは違うんだよ!

バーババ:でも、途中で身ぐるみ剥がされて奴隷市場で売り飛ばされる可能性は無きにしもあらずだから、みんな武装して行こうね。

初老の男:帰ってきたら一杯おごらせてくれよ。お前らの武勇伝が聞きたいな。

バーババ:あっ!なんかファンタジーっぽい。

モリエルス:そうかなぁ。俺帰ってきたら、間違いなくこいつの顔にファイアーボールぶちまけると思いますよ!

ノクト:前回のリプレイ読んでて、ファンタジーとは関係ないと思った。(笑)

アッガイ:そういう話をしつつ歩きながら。

GM:奴隷市場に向かう途中、君達は一人の老人が大勢の民兵に挟まれてどこかに連れて行かれるのを目撃します。

バーババ:しょうがない。グッドだから……『待てー』

アッガイ:ニュートラルだから……離れて見てよ。

モリエルス:イービルだから……『ほほう』

民兵:うるせえ!このジジイは危険思想流布罪で指名手配されているんだ!!

バット:えっ?どんな危険思想ですか?

民兵:このジジイはな、どのみち処刑されるんだよ!愛だの希望だの訳の分からんことを言いふらしやがって!この奴隷都市ザメルでは最も重い罪なんだよ!

一同:笑

アッガイ:くっ!この町には神もいないのか!(笑)

GM:バーババの足下に少年が寄ってきて……

少年:お兄ちゃん、冒険者でしょ?何とかしてよ!

アッガイ:毒でも渡すしか……(笑)

バーババ:可愛い子だよね?

GM:まあ、可愛らしい男の子です。

バーババ:よし、じゃあしょうがない。

ノクトアッガイじゃあ、しょうがない!?(笑)

バーババ:子供の頼みだから。

ノクト:待て。今行くと事を大きくしてしまう。後から……

アッガイ:でも、後って無いと思うぞ。

民兵:よーし!人も集まってきたし刑場まで行くのも面倒だ。ここで処刑するぞ!

GM:ジジイを果物屋の前に立たせて、民兵が槍を構えます。

一同:笑

モリエルス:ここは奴隷都市だぞ。人間の命なんて金次第だ!『そこの民兵よ。貴様の命を買いたい』

一同:笑

ノクト:違う。(笑)

アッガイ:奴の言いたいことは分かる。(笑)

バーババ:ビシッ!ノクトを叩いて……

一同:笑

アッガイ:なんで!?(笑)

バーババ:命に値段なんてない!

アッガイ:モリスが言ったの!(笑)

バーババ:民兵に向かって……『確かに、愛だの希望だの抜かしたのは悪いことでしょう』

一同:笑

バーババ:『しかし、おじいさんは苛烈なまでにもうろくしてますし、ボケジジイの言ったことということで、勘弁して貰えないでしょうか?(笑)』おじいさんはバーババのセリフから自分の運命に気が付いて、ボケたフリをし始めます。(笑)

一同:笑

モリエルス:おじいさん根性あるぞ!(笑)

アッガイ:『あれ?ワシはなんでこんなところに?』

GM:おじいさんは『いいんじゃよ』という風に首をふって……

おじいさん:ありがとよ。だがな、わしにはそんなもの必要ない。

バーババ:そんなもの!?(笑)

おじいさん:まだ死ぬと決まったわけじゃない…今ここに神様が現れたらどうする?折角神様が命を助けてくれると言っても、そんなを飲んでいたら……

一同:薬!?(笑)

モリエルス:やっぱ、おじいさんボケてます!(笑)

おじいさん:最後まで希望は捨てん事じゃ。それが人間というもんじゃ。

民兵(アッガイ):ジジイうるせぇんだよ!ドスッ!

民兵(モリエルス):希望なんてないんだよ!グサッ!

民兵:はっ!無駄だったなボーーーズ!

バーババ:死んだの?(笑)

GM:死にました。(笑)

ノクト:薬ってなんだったの?

アッガイ:サイバーブルー読んで下さい。(笑)

バット:まんま、読んだだけだから。(笑)

GM:民兵がジジイに唾を吐きかけます。

アッガイ:死にかけてるおじいさんの元に駆け寄ります。

GM:もう死んでる。

ノクト:バーババ殴ります。ガスッ!『死ぬ前のおじいさんになんてこと言うんだ!』ガスッ!『右の頬を叩かれたら左の頬を出せ!』

バーババ:バーババ、助けようと思って。

GM:少年がバーババに走り寄ってくると見せかけてノクトにクルっと向いて……

少年:お兄ちゃん、ありがとう。せめてこれを受け取ってよ。

GM:水の中で呼吸ができるポーションです。

バーババ:おじいさんに渡そうとしたポーションじゃないの?これを飲めば楽に死ねるっていう……(笑)

モリエルス:ドラゴン・ファング・ポイズンとかじゃないの?(笑)

バーババ:くっ!結局、命は救えなかったけど、バーババの村だと年寄りは真っ先に捨てられちゃうからなぁ。(笑)

ノクト:違うよ!長老とか……

バーババ:戦えないから。

バット:この死体どうなるの?

モリエルス:この死体どうにかしたいの?どうにかしたいんなら、俺がスケルトンにしていつまでも一緒に……(笑)

バット:いや、町の人が野ざらしにするくらいなら、埋めるなりなんなり……

GM:もうシーンは変わりました。

バット:そんなシステムあったっけ?!(笑)

アッガイ:この町の雰囲気を掴むためのシーンであって……

バーババ:みんなは『この町は何か狂っている。この町のシステムを壊さねばな』と心に誓いました。

アッガイ:バーババの村とあんまり変わらないんじゃ……(笑)

ノクト:バーババの村も老いた人から死ぬんでしょ?

バーババ:戦えなくなったら死んでいく。

バット:……殺すんだろ?

ノクト:そんなバーバリアンいないよ!

GM:君達は町の南に広がる奴隷市場へとやってきました。

アッガイ:広がってるんだ。(笑)

GM:屋外演劇場のような場所です。競りも終わりに近いので、目当てのものを購入した人は帰ってしまい、人はまばらです。中央の舞台では競りにかけられる奴隷司会者が立っています。

司会者:さあ、お立ち会い、本日の最終商品はこちら!白い肌もなめらかな8歳の少女ですよ!

バーババ:ああ、じゃあしょうがない。

アッガイ:あれ?バーババ、なんでそわそわしてるんだ?

バーババ:ん?良かった、お金持ってきて。

一同:笑

バーババ:後ろのポケットから財布を取り出しながら……

GM:舞台上の少女にスポットライトが当たります。黒髪おかっぱの、小柄な少女です。

一同:笑

アッガイ:ピンポイントだ(笑)。

GM:ビッグ・オーに出てくるドロシーを8歳にしたような子です。

司会者:力仕事もできません!手先も不器用です!どのような用途の為にお買いあげになるかは、詮索するのは野暮というものでしょう!さあ、上物ですよ!即決価格3000バックス!早い物勝ちですよー!

一同:笑

アッガイ:あれ?1バックスいくら?(笑)

GM:1バックス1Gp。

アッガイ:なんでお前財布開いてるんだよ!

バーババ:誰か900バックス貸してくれない?

ノクト:バーババ、どうするつもりだ。

バーババ:『あの少女が可哀想だとは思わないのか!』と言って、向こうにいる……

アッガイ:下卑た親父がいるんでしょ?

バーババ:禿げで太った親父がいて、財布を取りだそうと後ろポケットを探ってるんだ。

モリエルス:禿げた親父が『ワシだったら5000は出すぞ!』

GM:即決価格なので。

バット:この町って民兵の権力絶大?見た感じ。

バーババ:絶大だろうなぁ。

バット:犯罪に対して厳しい?

アッガイ:はっきり言えよ!『スリやろうとしたら誰か止めようとする人いますか?』って。

GM:民兵はこの場にはいないので。

アッガイ:でも、そのデブの親父の周りには誰かいると思うよ。

GM:デブの親父はいません!

一同:笑

アッガイ:女の子狙いの下卑た親父とかいないの!?

GM:いません!

モリエルス:だったら強硬手段で行こうよ。お金払いたい?

アッガイ:え?俺いらないんだけど、女の子。

モリエルス:あっ、それは俺もいらないんだけど。(笑)

バーババ:だ、誰か900バックス……

ノクト:それくらいあるけど……

アッガイ:900バックス貸してやれよ。返して貰えるだろ、多分。

バーババ:彼に買われるのと、禿げ親父に買われるの、どっちが幸せだろうか?

アッガイ:うちらなら、まだ助けてやることもできる。その……痛い!痛い!

バーババ:1000バックス貸してくれ。

モリエルス:お前ら!バックスを基本通貨単位にするな!

ノクト:900貸すから1000返せよ。

バーババ:1000貸してよ。

アッガイ:900貸すから1000返せって言ってるの、あの聖職者は。

一同:笑

バーババ:頼む!

ノクト:俺は人身売買は反対だ。

バーババ:じゃあ、モリス貸して。

モリエルス:しょうがないなぁ。1000Gp貸した。

ノクト:え〜なにそれ〜!?

バーババ:さっと手を上げる。

司会者:はい!そこの紳士お買いあげありがとうございます!

ノクト:どこが紳士だ!

アッガイ:司会者も客商売だから仕方ないのよ(笑)

バーババ:ワーイ!ひゃっほー!

アッガイ:では、女の子はおどおど、おそるおそる君に近づいてきます。

バーババ:何故100バックス高く借りたかというと、女の子の服を事前に買い込んでいたのだ。

ノクト:ふーーん。事前にって、どこで?

アッガイ:女の子はおずおずと自分から首輪から伸びる鎖を君に手渡します。

GM:そんなことはしません。

アッガイ:しないの!?

GM:君は奴隷購入カウンターで手続きを済ませ、即金で呪怨ちゃん8歳を購入しました。

モリエルス:……なんでキャラシーがあるの?(笑)

バーババ:しかも、魔法が使える、呪怨ちゃん。

呪怨:貴様らが新しいご主人様か?

アッガイ:あれ〜?

バーババ:貴様ら、違う、呪怨。

呪怨:貴様か!

バーババ:バーババが呪怨の……夫?(笑)

アッガイ:ちょっと離れる。ちょっと離れる。(笑)

呪怨:体が目的か?

バーババ:否!バーババは君の心を解放して……

呪怨:私、自由ということか?

バーババ:いや、自由とは……

モリエルス:何言ってるんだ、この娘。口の聞き方に気をつけろ!バシッ!

一同:笑

呪怨:あう!

モリエルス:このスベタが!金で買われたバイタが!

アッガイ:まあ、バイタって言えばバイタだよなぁ。

バーババ:ち、違うんだ!やめろ!

モリエルス:『あぁ〜ん?どうした?』目配せをしながら……『なんだ、てめぇ?この女をかばうっていうのか?』

アッガイ:仲良いなぁ。良いとこ見せるとこだよ。(笑)

バーババ:そうだぞ!バーババは、例えモリスが仲間だったとしても、呪怨をかばう!

モリエルス:その痩せ我慢、どこまで続くかな!バキ!バキ!バキ!へっ、殴り疲れちまった。もういい!好きにしな!

バーババ:呪怨を見上げて、優しい言葉をかけて貰おうと……(笑)

呪怨:小芝居はいいから、早く宿屋に行きましょ。

一同:笑

バーババ:すくっと立ち上がって、『バーババの本当の目的の物を渡そう』。50Gpで買っておいた、「うる星やつら」のラムちゃんの衣装あるじゃん?あれをさっと取り出して……

アッガイ:やだコイツ〜バーババもうダメ〜(笑)

バーババ:これに着替えて。更衣室で。(笑)

GM:さっと捨てて……

呪怨:早く行きましょ。(笑)

一同:微笑

バーババ:くっ!

モリエルス:旦那〜躾をしましょうか、躾を〜。

バーババ:というわけで、宿屋に帰ってきました。

GM:その途中ですねぇ……Listenチェックを。したい人だけでいいよ。

バット:22。

GM:では、バットは奴隷市場から出る途中、次のような会話を聞くことができました。

声A:明後日で怪盗マゾの予告状の期限だな。

声B:ああ。さすがのマゾも今回は無理じゃないかな。

モリエルス:バット……お前、この町に来てまだ間もないって言うのに、もう……

アッガイ:ハイハイやめやめ!止めましょ〜。君は聞こえてません。

バット:話すよ。カクカクシカジカで。

バーババ:カクカクシカジカじゃないだろ!

アッガイ:怪盗マゾっていうのが現れるかもしれないってこと?

バーババ:怪盗マゾっていうのは何なんだ?

バット:知らねぇよ!

モリエルス:おい、スベタ。怪盗マゾってなんだ?

ノクト:スベタって言うなよ!(笑)

呪怨:えっ?私……

ファック(アッガイ):なんて顔してるんだ。ヘーイ、スマール!

呪怨:ニコ!

ファック(アッガイ):OK!ナイス、スマイル!

バット:で、何なんですか?

GM:この娘はこの市場に売られてきた娘で……

アッガイ:でも、周りのうわさ話で聞いているかもしれない。知らないなら知らないで。

呪怨:ちね!

アッガイ:あ、あれ?可哀想な子供だなぁ(笑)

GM:彼女はまだ心を開いていないので。

バーババ:バーババ的にはいいかもしれないけど、個人的には……

アッガイ:バーババと一文字は同一人物じゃない?(笑)

一同:笑

バーババ:僕はラムちゃんはどうでもいい、ほんとに。バーババの好みの女の子は誰がいいだろう、って今必死に考えたところ、呪怨ちゃんだなぁって。(笑)

バット:聞こえてきた先を見たい。

GM:人混みの中だったので、特定はできません。

バット:そうか。