第1話 密出国!インドネシア

 

K(以下GM):よし、始めるよ。(BGM“ダンバイン”をかける)。時代はAD2030。場所はインドネシアのジャバ島という所だ。さっき説明した通り、AD2025以降、太平洋地域はバリバリの緊張下にある。

BOACK:なんでだっけ?

GM:そのAD2025というのは、日本が素粒子動力の実用化に成功した年だからだ。素粒子動力というのは夢の動力で、核拡散防止条約下の世界をバァァァンと言わせた無敵の永久動力だッ。そいつはロボット世代のハートにより兵器利用され、無敵の日本スーパーロボット軍団が結成された。そいつでサクッと北方領土をぶん取った日本軍は軍備拡張して悪乗りしてノリノリでこう言った。「日本主導の極東新秩序を作るんだぁぁぁぁ!」んで、ちょっとごたごた。

このジャワ島というのは、日本の北方領土の件とかがあってかなり混乱しています。さらに、海洋民族国家であるインドネシアではいくつかの民族があって、その内の一つが独立運動などをしています。よってかなり混乱してるし、かつ、スーパーロボット産業によって日本が急速に軍事化したことへの警戒心からかここら辺ではとっても防衛の必要に迫られてて、特にこのジャバ島は海洋貿易の拠点になったこともあって、すんごく基地とかが作られるようになったんです。もう、問答無用でなったんです。でもって…

アディー:これ、ジャワ島じゃないかな?

BOACK:今君、ジャバ島って言ったでしょ?

GM:ジャバ島と言いました。

BOACK:あの、ネットワーク言語ですか?(笑)

ビブリオ:たるるーと君のじゃばおを思い出した。

GM:で、こっちの地方に独立運動の一環として傭兵を集めていたことがあったんだけど、君達はその噂を聞きつけてやって来た、一介のスーパーロボット乗りです。スーパーロボットに乗ることでしか飯を食う術を知りません、君達は。

一同:おうおうおう

GM:ところが、緊張緩和の方向に進んできてしまったために、君達は職にあぶれてしまいました。君達3人はなんとなく知り合った友達同士です。

このジャバ島はこの地方では一番スーパーロボット産業の盛んなところです。で、なんとなく集まった君達は、なんとなくグレムードで、「テロリストにでもなってやろうか?」とかいう会話をしていました。そっからスタートです。

アディー:じゃあ自己紹介から。

GM:全員お願いします。

BOACK:今ファンネルを買うための金をどうやってひねり出そうか考えてるトコです。借金出来ないんだよなー、これ。

GM:借金はできるよ。街に金融商沢山あるじゃん。

ビブリオ:金利は?

GM:スーパーロボット持ってるんだから金利は3%。1シナリオ3%だと思って。で、3ヶ月以上滞納した場合はスーパーロボットをカタに取られる。まー、多分払えるよ。

BOACK:厳しーな。でも借金する。ファンネルの分、5万。

ビブリオ:お金を稼げるって保証はあるの?だって、俺達テロリストじゃん?

BOACK:テロリストじゃないよ、まだ。何か仕事見つけりゃいいんだよ。

GM:ちょうどアルバイトニュースとかあるよ。見せようか?

アディー:だから自己紹介しよ、自己紹介!

GM:了解。では、アディーから自己紹介お願いします。

アディー:はい。ゴルドー、ジャマイカ人です。乗る機体はクラキリン。遠距離戦を得意とする、重量は中程度のモビルスーツです。とにかく火力がウリ。その辺よろしく。テーマは、「みおのじゃんがら節」(アディー、以下ゴルドー)

GM:了解。

BOACK:コンバット越前、じゃないや越前コウスケ。日本人です。好物は焼きビーフン。せっかくだから、という理由でロボット乗りになりました。(BOACK、以下越前)

GM:(笑)。せっかくだから、ということは誰かが持ってたの?親とか?

越前:そう。親が死んで、その遺産とともにデスクリムゾンを譲り受けました。結構いいとこだったみたいです、家。

ゴルドー:せっかくだから俺は赤い扉を選ぶぜ!(笑)

越前:で、せっかくだからと言う理由で、ロボット乗りになりました。

GM:で、せっかくだからと言う理由で赤く塗ってるの?

越前:ええ。赤い「デスクリムゾン」という機体に乗ってます。

GM:次。

ビブリオ:白石肇。通称、デビル白石。2重人格で、デビ子さんていう恋人がいるんですが…

GM:それは2重人格?

白石:その二重人格のもう片方の人格がデビ子さんで、たまに入れ替わったりして愛を交わします。

GM:ちょと待って。デビ子さんもデビル白石が好きなの?

白石:そう!

GM:了解。

白石:パイモミ拳っていう、パイを揉むことで幸せになろうという宗教があって、その総本山の教祖で…。実はパイモミ拳とは袂を分かつチンモミ拳と言うのがあって、それと仲たがいをしていて、そのチンモミ拳を探し出し根絶やしにするのが教祖としての目的で…

一同:笑

ゴルドー:これ、録音されてるんだぞ(笑)

白石:デビル白石というのはね、小学校時代の……パイモミ拳は本当に流行ったんだよ〜(一同爆笑)。チンモミ拳というのもあったんだけど、チンモミは男のシンボルを直接攻撃するということで邪道とされて…

一同:笑

白石:パイモミが主流を占めたんだよ。ちなみに俺はパイモミエンペラーと言う名前でパイモミ四天王の一人だったんだよ。今回はパイモミ…コードネームがあって、デビル白石はパイモミXなんだよ。

GM:(笑)はい。で、チンモミ拳を根絶やしにするため戦ってるのね、日夜。

白石:うん。でね、チンモミ拳というのは歴史が古くてね、かつて元が中国を支配してた時、蒼き狼と言われたチンモミ・アハーンが…(一同爆笑)それでね、実はデビル白石の前世はそいつに殺されてるの。だからチンモミに対して…

GM:根に持つなー(笑)それで?

白石:パイモミとしての使命に燃えてるというか……そういうことで。

ゴルドー:白石、ロボットの外見は?

白石:おっぱいミサイルがついてて、手が魚。あとは普通。

GM:最初からもう普通じゃない(笑)どこが普通なんだ、もう(笑)。あっ!それからこの世界では中国が世界の第一国になってる。中国、アメリカ、日本の順だと思って、今んとこ。なんとか日本も台頭してる。素粒子動力を開発したからね。じゃ、始めようか。君達はそういうわけで、テロリストになる為にたむろしてるけども…

ゴルドー:私はテロリストになる気は全くもって無い。

越前:テロリストはちょっとヤダね。…いきなり挫折?(笑)

GM:別にいいよ。

白石越前:職を探そう。

GM:では、職業安定所に来ました。

越前:職を探してるんだけども。借金もしちゃってさ。

職安職員:そうか。え〜とだな、ここら辺では最近戦争に備えてる。知ってるか?日本軍が台湾にいよいよ軍を進めたらしいぜ。なんか台湾がまだ中国とゴタゴタしてたから、「日本による日本主導の極東治安とかいうのを作ろう!」とか何とかぬかして、やってたらしいぜ。台湾に行けばもしかしたら雇われ口があるかもしんねぇぜ。

越前:ふーん。そうなのか。どうする、台湾に向かう?

白石:お金かかるの、それ?

GM:当然!

白石:だってこいつら(越前・ゴルドー)金ないんだよ。

職安職員:こっちで手配しろって言われたら、輸送艇を手配することもできるけど。

ゴルドー:で、マージン取られるワケね。

GM:ここはどういう所かっていうと、『紅の豚』の飛行艇乗りが集まってるトコと考えて。スーパーロボット乗りがごろごろいるのね。

職安職員:とにかくマージンは取るぞ。台湾にこれから向かおうって言ってるバカどもが沢山いるからそいつらと一緒に乗せてってやることもできるけど、いくらか包んでくれんと。

越前:ここで一括して台湾に行こうってやつ集めて、それでミッション組んでこっちの成功報酬から幾らかさっ引いてくれれば。

職安職員:んー、なるほど。台湾に行こうって奴、結構居るかもしんねぇな。ちょっと声掛けてってくれよ。

越前:ちょっと待て。あんた今、沢山いるって言うたやん。

職安職員:ん?居るだろうけど全員把握しちゃいないよ。其処ら辺にごろごろいるだろうから声かけてくれよ。

GM:どんな感じの人達に声かける?若い人や年取った人達とかいるけど?

ゴルドー:老練の戦士ね。

越前:ベテランが良い?若いのがいい?

ゴルドー:若いのが良いな。

GM:そういや君たちメカニックも居ないね。ロボは自分で整備してるの?

越前:なに〜!?メカニック必要なのか?

GM:整備は街のロボット工場に出してるんだね。

越前:ソレはどうでも良い。若いの若いの。声をかける。

若年ロボット乗り:おう、みんなどうしたんだい?

越前:台湾へ行くため仕事を探していてだな、台湾へ一緒に行って一儲けしようという奴等を探してるんだよ。

若年ロボット乗り:台湾に行きたいのか。俺たちは正義のために戦っているスパーロボット義勇連盟団だ。僕らはこの地域の平和を日夜守っている。戦争も嫌いだから行かない。じゃあね。

越前:内心、こいつら腰抜けかぁーと思いつつ、年寄りにGO!

老練ロボット乗り:うん、どうした?

ゴルドー:台湾に行くのでパートナーを探してるんですけども〜。

老練ロボット乗り:ここら辺でも結構あるぜ仕事。

白石:あるんじゃないか。

ゴルドー:紹介してくんないかな?

老練ロボット乗り:紹介か…まあしてやっても良いけど、あんまり気が進ねえな。

ゴルドー:なんで?

老練ロボット乗り:実入りはすんごく良いんだが……俺達、やんなかったんだ。

一同:なんで?どんな仕事だ?

老練ロボット乗り:コンタクトとってやるよ。

ゴルドー:仕事の内容を教えてくれよ。

老練ロボット乗り:詳しくは教えてくれなかったんだ。ちょと聞いただけでやめちゃたんだけど…。先に俺たちが提示してもらった報酬を教えてやろう。まず空中輸送艇を貸してもらえるんだが、それが成功すれば貰える。俺たちの見積もりじゃUS$20,000,000はするだろう。そのうえ成功ボーナスでUS$200,000だ。

越前:ちょと待って。それは他の仕事があったから受けなかったのか、胡散臭い気がしから受けなかったのか…

老練ロボット乗り:いや、依頼主はすごく信頼が置けるんだ。

白石:良い話じゃないか。

老練ロボット乗り:ああ、すんごくいい話なんだコンタクト取っといてやろうか?

一同:お願いする。

老練のロボット乗り:(携帯を取り出してPPPPP)ああ…俺だ…この前はすまなかったな…蹴っちゃって…それでさ、代わりに仕事受けたいって奴が居るんだけど…じゃあ明後日?じゃあ、そういうことで(携帯を切る)明後日なら時間取れるらしいぜ。

白石:マスターこの世界まだ携帯なの?

GM:ああ。ただ衛星間携帯という月まで届く…

越前:なんだ、イリジウムじゃないか。

ゴルドー:今(1999)でも存在するよ。

GM:そ、そうだな。それから越前はニュータイプだよね?強制的に月生まれ。日系人だね。なんかニュータイプは宇宙じゃないと生まれないみたいだから。

越前:なんでだろうね?

GM:今日は何する?

越前:帰って寝るしかないでしょう。

GM:帰って?家ないじゃん、君達。ホテルだよね。

越前ゴルドー:安宿に泊まろう。

GM:バックパッカーからあるよ。

白石:俺は、高級ホテル。

GM:高級だったら大体…US$で統一して良い?バックパッカーでUS$7。

越前:金ねぇよ、そんなに。(ちなみに開始前の所持金100万ドル

GM:高級で……そうだな、US$30。

白石:US$30!?うそ!!

GM:だめだ。俺の高級は安すぎるか?

(註:GMはヒッピーあがりなのでバックパッカーは詳しいが高級ホテルに泊まったことがない)

白石:安すぎるよ。

GM:じゃあUS$70。

越前:白石さん悪いけど金貸してよ$7。

白石:…7ドルぐらいなら良いよ。

ゴルドー:俺もお願い。

白石:じゃあ14ドル。

GM:それぐらいおごってあげれば良いのに(笑)

白石:まあ、おごってやろう(威張って)

越前ゴルドー:ありがと〜。

GM:じゃあバックパッカー。すんごくガラの悪い人達がいます。

チンピラ:おめえたちスーパーロボット乗りらしいじゃねぇか。俺の名前はグドー、ヨロシクな。(握手を求める)

ゴルドー:俺に気安く触るんじゃねえ!!

グドー:てめえ俺達に喧嘩売るつもりかぁぁ!?(口笛を吹く)

同じくチンピラ:なんだ、グドーどうした?

グドー:こいつらがよぉ、新入りの癖に態度でけーんだよ!おいてめー面かせよ!

ゴルドー:ああぁーん?1対1でやろうじゃねえか。

グドー:グドーパンチ!!(コロコロ)命中値12!!

ゴルドー:(コロコロ)くらった、10点。

グドー:(コロコロ)9点ダメージ。

ゴルドー:9点?防護服着てるよね?7点。痛いなぁー、残り5点だよ。こっちも殴って良いでしょ?(コロコロ)目が走らないな…9。

GM:(コロコロ)食らった。

ゴルドー:10。

越前:全然走らんな。

GM:防具着てないから10点食らって…体力は平均。残り4。グドーはバカな男…じゃあないよな、10点食らえばきっと前歯折れてるから「勘弁してぇぇー」と謝ってきます。

グドー:勘弁して。

ゴルドー:(笑)勘弁してやろう。

グドー:みんなこの人達に道を空けるんだぁ!

GM:と言って終わり。さて次の日の朝。

一同:「おいおい(笑)」「それだけか?」

GM:次の日の朝になったけど今日一日やることないね、明日依頼主と会う約束だから。なんかやるコトある?

白石:そうだな。ジャンク市場とかないの?

GM:有るよ、もちろん。

白石:何か掘り出し物あるかな?

GM:ジャンク市場へ着きました。

ジャンク屋:おう、なにがお望みで?

白石:なんかイカスもんないかな?

ジャンク屋:イカスもんか?凄ぇイカスもんがあるぜ!

ゴルドー:おっぱいミサイル!四連装!

白石:乳首付きオッパイミサイルっていうのはないかな?

一同:笑

ジャンク屋:(引いて)お前とは口ききたくないなぁ。お前さんの望むようなものはねえなぁ。わり−けど帰ってくれ。

白石:くそっ。

GM:もう何もしなければ金をとられます。今日の生活費。

越前:あっ、やることあった。依頼主について情報を集める。

GM:了解。誰にあたるの?

越前:そうだなあ、やっぱスーパーロボットに乗ってる連中が良いでしょ。

GM:じゃあ、いつもの店「白波亭」にきました。

越前:やあ。…依頼主の名前知ってるよね?

GM:ああ、名前知ってるね。「オロン公社」という会社だ。

越前:オロン公社について聞きたいんだけど。

GM:誰に聞いた?

越前:そうだな〜、そこらへんで酒飲んでる人に。オロン公社というトコについて知りたいんだけけども。

老練ロボット乗り:オロン公社はなんたって“公社”だからね。政府とのつながりが強くて…現行のインドネシア政府は総合生産業で、揺り篭からって感じで手広くやってる。大きな製品であれば国から直接請け負ったりしてる。最近は福祉薬学と兵器製造業が多くの黒字を出してるらしいってね。

越前:おお。で、民衆への受けはどうなんだい?

老練ロボット乗り:悪くないね。なんたって、今みてぇな混乱期に安定して職業を供給してるからね。みんな喜んでるよ。公社から依頼でも受けたのか、お前達?

越前:おお。

老練ロボット乗り:だったら、きっといい話だろ。

越前:うーん・…どうも良すぎて気になってな…いや、ありがとう。

GM:他には?

越前:もう帰りマッスル。

GM:(笑)じゃ例のように84ドル(宿代)

ゴルドー:スマン、また頼む。白石、デビル白石!

白石:デビルと呼んでくれ。

越前:感謝するぜ、デビル(笑)。

GM:で、ゴルドーたちが朝また目覚めました。さあどうする?約束の時間は12時。『デッドロブスター』というレストランで会う約束だ。

越前:じゃあぎりぎりまで寝てます(笑)

白石:まあ、時間通りに行こうか。

GM:じゃあ、時間通りレストラン。オロン公社の人が着きました。一人はデブ。もう一人はマッチョ。

会社員(デブ):私の名前はバパハ。バ、パ、ハだ。

越前:呼びにくいな、おい(笑)。

バパハ:親を恨んだ(笑)で、こっちにいるのは、ボディーガードのサーン・ジューだ。ヨロシク。君たちに依頼したいのだが、どういう話しか聞いてるかな?

ゴルドー:全然。

白石:報酬が良いってことだけだな。

バパハ:報酬は良いぞ!空中輸送艇をお貸しして、そのあと成功報酬としてUS$20万だ。私がデブだからと嘗めるなよ!

-バパハの状況説明-

 

近くにある、グラハム島という過疎な島に、オロン公社の社員が6名、福祉薬学の研究を行っている。島の住人は研究員を含め30人。1週間ほど前に、グラハム島で舟が座礁、それに乗っていた研究員6名全員死亡。

バパハ:う〜ん。これ以上話して良いのかな…

サーン・ジュー:最初から話したほうが良いのでは?

バパハ:しかしそうすると彼らは依頼を断れなくなってくる。

越前:断らないから安心して。

バパハ:では、会社の方に来ていただこう。

 

全員、会社に移動