このお話の途中に時々口を挟んでくる二人、実は第2夜以降から登場するPC達です。

第2夜から登場するPCはもう二人いるのですが、彼等4人は既にこのお話を体験済みだったので今回は横から観戦。(ちなみに、第1夜終了直後に行われた第2夜の為に集まっていた)

GM:貴方達は13歳になったばかりの魔女の卵です。

ライ(魔女):は〜い。

GM:シンヤーの街に住んでいます。貴方達はまだ魔女デビューを果たしていないので、猫と一緒にワルプルギス山で開かれる魔女夜会への招待状を心待ちにして毎日を過ごしている…といった感じです。

ライ:まだ魔女デビューしていないんですね。

聖(外野):公園デビューみたいなもんすか?

GM:貴方はウェイトレスなので、街にあるファミリーレストラン『ドナドナ』という所で働いています。

ライ:いらっしゃいませ、こんにちは〜♪

シアン(外野):ネコ耳 ウェイトレスだ〜。(ライは何故か猫プレイヤーの為に用意した猫耳を装着中)

GM:猫は……どうしよう。襟巻として…

シアン(外野):置物とか。

ライ:それともお盆になるか?(笑)

ルドルフ(魔女猫):イヤだ〜。俺様はそんなことはしないにゃ〜。(涙)

ライ:ホホホ。

GM:という感じで働いているとですねぇ、ライの背中を見たお客さんがクスクスと笑っています。

ライ:ついキレそうになります!

一同:微笑

GM:い、いや、キレてもいいけど…

ライ:としたいところを営業スマイルで…『お客様♪何か御用でしょうか?』

客:いえ、あの……背中に……それ以上は僕の口からは言えません。

ライ:えっ?背中を見る。

GM:背中に張り紙がして有ります。

ライ:なんて書いてありますか?

GM:『来る8月22日、ワルプルギス山にて行われる魔女夜会に来られたし。−大魔女ロロ−』とあります。

ライ:じゃあ、ビリっと取って…

ルドルフ:おお、良かったじゃねぇか〜ライ〜。

ライ:畳んで…ア〜ン。(ルドルフの口に…)

ルドルフ:ギニャ〜!!ヤダよ〜!!だからこいつは嫌いなんだ〜!!

ライ:フフフフフ!

GM:一気に時間を飛ばして22日!夕方。魔女夜会へと出かける時が来ました。というわけなんですが、魔女夜会には猫を連れて行けません。歩いていくと1ヶ月くらいかかっちゃうので、≪猫いらず飛行≫ で挑戦してみて下さい。

ライ:(ころころ…)フッ、惜しかった。

GM:猫の力を借りると技能をブーストすることが出来ます。その場合、消費された猫ポイントが猫バンクに移ります。

ライ:魔女の経験点は何点ですか?

GM:猫ポイントが今100点あって、猫の力を借りるとそれが猫バンクに移って行きます。で、最終的に残ったポイントが魔女の経験点になります。

聖(外野):つまり、猫の力を借りすぎると魔女の力はつかない。でも、猫の力を借りないと…ヘロヘロヘロヘロ。『ダメですぅ!やはり、ぬぅえこぉがいないと〜!』くわわわ。てな感じになってるわけですな。…いつの間にサブルーラー役に。

ライ:…ねぇ、ルドルフ…。

ルドルフ:うん?なんだい?

ライ:…分かってるよね?

一同:微笑

ルドルフ:そうだなぁ、おみやげは何がいいかなぁ!(笑)

ライ:ね!ね!そのシッポ相変わらず可愛いなぁ。…オラ、力貸せぇ。力貸せやぁ!

ルドルフ:みやげは!?

ライ:力借りたいです。(GMに)

魔女猫ルドルフの意思を無視して猫ポイント借りて挑戦するも…

ライ:失敗。はは〜。

ルドルフ:なんなんだ、お前は〜。

GM:どうしましょう。このままでは魔女夜会に出席できません。

シアン(外野):猫の穴!

ライ:何?猫の穴って?

聖(外野):うむ。猫ワームホールを発生させ、遠くまで飛んでいく呪文でございます。

GM:猫の穴を使う事は恥ずかしいこととされています。人に見つからない所でやんなきゃいけない。

ルドルフ:にゃるほど。

ライ:いま人目あります?

GM:夕方。街の外れで…

ライ:じゃあ、皆さんに眠って頂きましょう。

一同:笑

GM:誰も居ない!ここには誰も居ない!

ライ:え〜居ないんですか〜?(笑)

GM:じゃあ、散歩中のご婦人がイヌを連れて…

ご婦人:何かしら、あの人?さっきからほうきに跨って。一向に飛べないじゃない。魔女ごっこかしら?

一同:微笑

ご婦人:ねぇ、奥様!奥様!

GM:人を呼ぼうとします。

ライ:じゃあ、その呼ばれた人もろとも…

聖(外野):もろとも!?

シアン(外野):怖いよ〜。

ライ:素敵な夢を見せてあげましょう。

GM:今日は22日。魔力は6。その人たちの魔法を信じる力は10。眠らせる魔法の難易度は、まあ簡単なので10としましょう。全部足して26。2D振って、出た目を掛け合わせた数字が26以下なら成功。

ライ:(ころころ…)

GM:成功しました。バタン!

聖(外野):『オズワルド!オズワルド、帰って来たのね。ああ、シチューが出来てるわ。もう母さんを捨てるなんて言わないわよね?』…素敵な夢。

ライ:良い事した!エヘッ♪

ルドルフ:良い事なのか?(笑)

ライ:じゃあ、行こうかな♪さあ、さっさとやって。

シアン:うわっ…。

GM:猫魔法には判定はいりません。

ルドルフ:仕方ないにゃ〜。

ライ:ねぇ、ルドルフ〜。早くしてよ〜。送れちゃうよ〜。送れちゃう!大変!

ルドルフ:分かったから!やりゃ〜いいんだろ!みやげはマタタビワイン2本ということで。

ライ:忘れない程度に覚えておくわ。

ルドルフ:…絶対忘れる。この女。

GM:地面にポッカリ穴があいて、そこに落ちていきました。

ルドルフ:いってらっしゃい。

GM:ドスン!ライはワルプルギス山中腹の開けた場所に降り立ちました。モギリのお姉さん魔女に招待状を渡して車座になっている魔女達の末席に加わります。

新人紹介の前に些事が片付けられていきます。「実験の副産物は有害ゴミの日に捨てましょう」といった具合にどんどん議題が片付けられていきます。

「それでは最後の議題に…」と言ったところで、車座の中心にいた大魔女ロロが進み出ます。

ライ:眠いわ…

大魔女ロロ:ようこそ、魔女見習の少女。まずは名前を紹介してもらおうかねぇ。

ライ:じゃあ、≪素敵な笑顔≫ をしてみようかなぁ。(ころころ)成功した!

大魔女ロロ:なかなか見込みのありそうな娘じゃないか。

ライ:キラキラ!と笑顔で。『私の名前はライと申します!』

大魔女ロロ:覚えておこう。…ところで、まさか!まさかここに来れたくらいで一人前の魔女として認められるなんて思ってはいないだろうねぇ?ヒッヒッヒッヒ…

GM:周りの魔女達も同様に『ヒッヒッヒッヒッヒ…』

ライ:じゃあ、『ウフフフフ…』

一同:微笑

大魔女ロロ:お前には試験を受けて貰うよ。な〜に、簡単なもんだよ。今スリアの街でちょっとした騒動が起こっていてねぇ。それを解決してきてくるだけでいいのさ。

ライ:どのような解決方法でも宜しいのですか?

一同:微笑

大魔女ロロ:うっ…もちろん、解決の手段はそちらに任せるよ。行って来てくれるね?

ライ:もちろんです!…≪素敵な笑顔≫。

大魔女ロロ:ん〜。ちょっと心配だねぇ。特別に魔法の道具を貸してあげようかい?

ライ:ありがとうございます♪

GM:<悪魔のピンヒール>を貰いました。赤いピンヒールでして、これで踏みつけられた者は踏みつけた者の言う事を聞いてしまいます。その際、『女王様とお呼び!』などの羞恥心をあおる言葉を投げかけると尚効果的です。

一同:笑

聖(外野):最悪だ…。

GM:後、大魔女ロロといつでも連絡が取れる、小さな水晶玉をくれます。

ライ:割れた場合、どうなりますか?

GM:わ、割らないで下さい。(汗)何でそんな心配するか分からんが…。(笑)

大魔女ロロ:それじゃあ、頑張るんだよ。これにて魔女夜会は解散。

GM:では、帰りは猫いらず飛行で。

ライ:はい。まったく〜。成功してよ〜。(ころころ)…失敗。

GM:じゃあ、歩いて帰りました。3日ほどかかります。

シアン(外野):ピンヒールで踏みつけるってのはどう?

GM:キャラバンをピンヒールで脅して、貴方は少し早く帰って来れました。(笑)

ライ:ただいま〜。

ルドルフ:やっと帰ってきたな。マタタビワインはどうした!

ライ:(無視)もう疲れた〜。ねえ、ご飯の用意して。お風呂沸かして。

GM:あっ、ちなみにお母さんが居ます。

ライ:お母さん、ただいまで〜す。

ラミア:あら、ライじゃない。おかえりなさい。あっ!その手に持っているのは…懐かしいわねぇ。悪魔のピンヒールじゃない。

一同:笑

ライ:えっ!?お母さんも!?

ルドルフ:な、なんだ…その恐ろしい・…

GM:『ピンポーン。』そこにチャイムが鳴ります。

ライ:じゃあ、装着。

ラミア:ちょっと待って。あれ、きっと新聞の勧誘員よ。ちょっとそれ貸してくれないかしら?

ライ:は〜い。

ラミア:じゃあ、ドアを開けたら新聞の勧誘員が転ぶ魔法を掛けてくれないかしら?

ライ:分かった〜。

ラミア:行くわよ!

GM:ドアを開けます。魔法の難易度は…26としましょう。

ライ:(ころころ)

GM:成功。勧誘員はその場でこけました。じゃあ、その背中にお母さんが「ズドスッ!!」とピンヒールを食い込ませます。

一同:微笑

ラミア:心卑しい豚め…。お前の腐った脳みそで考えることなんざ、全部お見通しなんだよ!お前のその黄色い舌で、私の靴をペロペロしたいんだろ?ホーッホッホッホ!!お前が私の僕になるのなら、考えてやってもいいよ。ホーッホッホッホ!!

一同:笑

GM:と、近所の目も省みず…

ルドルフ:この親にしてこの子ありか…(笑)

GM:ちなみに、ライは思いました。『お父さんが居なくなった日のお母さんの目をしている!』

一同:笑

GM:後、ルドルフは気付きました。『ライのバイト先で先輩との上下関係が逆転した時のライの目だ!』

一同:笑

GM:ライは家族が全員迷子になっていると思っていますが…貴方、<ごまかす>技能を持っていますよね?自分で自分を誤魔化しています。「家族がいない本当の理由はちょっと違うんじゃないかなぁ」って思ったり思わなかったり。

一同:笑

GM:じゃあ、大魔女様の言いつけを守ってスリアの街に行って貰いましょう。

ライ:ピンヒール装着〜。

GM:常に装着してるのね。(汗)

ライ:よそいきドレスに。(笑)

ルドルフ:それで間違って俺様を踏むんじゃないぞ!(笑)

ライ:…まあ、運命は厳しいものよね。な〜んて♪

ルドルフ:うわ〜!(笑)

GM:スリアの街まで出かけるには、ほうきに乗って貰いましょうかねぇ。

ライ:は〜い。猫…

GM:猫、連れてってもいいですよ。置いてってもいいけど。(笑)

聖(外野):リタイア。(笑)

ルドルフ:お前はオレが居ないと何も出来ないくせに〜!

ライ:じゃあ、連れて行きます。

ルドルフ:夜会にすら行けなかったくせに〜!みやげも忘れてきたくせに〜!

ライ:ウフフ♪じゃあ、猫、連れてきます。

GM:振ってください。

ライ:…どれですか?

GM:飛べればどれでもいいんだ。

ライ:でも、技能ないですよ?

GM:≪キャット・ファイト≫ とか…

ライ:分かりました。(ころころ)

聖(外野):ライバル魔女がケンカ吹っ掛けて来るんだよ。

GM:まあ、雁の群れが…

一同:笑

聖(外野):成功だ。雁の群れが…バッサバッサバッサ…雁語で喋る。『おい、そこの若造!どうだい、辻までよ?』ウォンウォンウォンウォン!!

ライ:貴方みたいな低俗な輩に付き合ってるヒマはないの。

雁(聖):腰抜けが!俺は雁だが、お前はチキン野郎だな!どうだ?今のジョーク?

ライ:(笑)貴方、今のその言葉、地獄で後悔するわよ!

雁(聖):『良し!野郎ども!行くぜ!!』ブ〜〜ン!

ルドルフ:ああ〜。また無駄な争いに巻き込まれてうちのライは…(涙)

GM:とりあえず、1時間ほど時間を無駄にしてスリヤの街に着きました。

聖(外野):雁がすっとシェイクハンド。『やるじゃねぇか、小童。』

GM:でも、素敵なドレスはボロボロになりましたよ。

ライ:ガビ〜〜ン!!(笑)

聖(外野):じゃあ、それについて文句を言われる前に…ブァッサブァッサ…